建物の基本構造

Building foundation
建物の基本構造

  • 1.伝統の木造軸組在来工法を大切にしています

    木造軸組在来工法とは、日本で最も主流な工法で、垂直な柱と水平な梁・桁など、木で構成された骨組を基本にした工法です。
    木造軸組在来工法の利点は、自由な間取・増改築のしやすさなど、将来的にもメリットがあり力学的にも地震の揺れを吸収して、倒壊しにくい構造となっています。
    伝統工法の優れた部分と、新しい技術の良い部分を大切にし、強度をもたせています。

  • 2.地盤調査

    建物の基礎・構造が良くても、建てる地盤部分が弱くては家が傾いてしまいます。
    間取りが決定し、工事に入るまでに全ての土地で、地盤調査(スウェーデン式サウンディング試験)を行い、地中のデーターを計測し、地盤の強さを的確に判断します。

  • 3.地盤改良

    地盤調査により、軟弱地盤と判断された場合には、その地盤に適した地盤改良工事を行います。
    戸建て住宅での改良工事には「表層改良」・「柱状改良」・「鋼管杭」の3種があり、支持層までの深さによって決定します。

  • 4.コンクリートベタ基礎

    地面への接する面から立ち上りまで、家の下部全体を鉄筋コンクリートで囲んだものです。
    地面に接する面が広い為、軟弱地盤などの不同沈下を防止します。
    頑強なだけでなく、木の腐れや害虫から家を守ります。

  • 5.鋼製床束

    1階の床組みで、大引きを支える金物です。
    床下換気の妨げにならずに床を支えます。
    サビに強いメッキ処理により、抜群の耐久性があります。

  • 6.基礎パッキング工法

    基礎の立上りに開けた換気口で換気を行う旧工法では、空気の流れがかたよりますが、基礎全体にまんべんなく空気が流れる床下換気工法を採用しています。
    これによって家を支える重要な基礎の耐久性が向上し、コンクリートからの湿気が土台に伝わることを防ぐので、家にとって理想的な床下環境をつくります。

  • 7.剛床

    一般的な根太を使用せず、床一面に耐震性に優れた厚さ24mmのパネルを張るので、地震や自然災害による横からの力に非常に強く、建物のねじれや変形を防ぎます。

  • 8.エンジニアリングウッド(集成材)

    木材を接着剤で固めて、節や腐れ・強度のバラツキなどの弱いところをなくすことで、反りやゆがみの少ない、安定した強度を発揮できる木材です。

  • 9.ホールダウン金物

    地震時や台風時に柱が土台や梁から抜けるのを防ぐための補強金物です。
    構造計算によって位置を決めて、基礎コンクリートに埋め込まれたアンカーボルトに固定します。

  • 10.筋交い金物

    横揺れなどで建物がゆがまないように補強する金物で、柱にしっかりと固定します。
    構造計算によってバランスよく位置を決めています。

  • 11.ダイライト工法

    木造軸組在来工法を基本とし、外周部に1枚の大きなパネルを張るパネル工法を併用しています。
    パネルという面で支える壁は、間取りの自由度をそのままに、効率的に力を分散させるので耐震性をより高めてくれます。
    しかも、無機質材料でできたパネルは、火に強く白アリも寄せ付けないので、いつまでも長持ちする丈夫な家になります。

  • 12.セルローズファイバー断熱材

    木質繊維をたくさん含む新聞紙をリサイクルしたセルローズファイバー断熱材でスッポリ包む吹き込み工法を採用。
    優れた断熱性と吸音性、難燃性をもつ断熱工法です。
    【省エネ等級4仕様】

  • 13.サイディング通気工法

    室内や、壁体内の湿気を外部に放出する防湿工法です。
    構造体の周囲に透湿防水シートで覆い、外壁材との間にスキ間をつくる事で、空気の流れる道筋が出来て、建物の耐久性と快適性を向上させます。

  • 14.ハイクリンボード

    通常の石膏ボードではなく、ホルムアルデヒドを吸収分解するハイクリンボードを採用。
    壁・天井内部からの室内へのホルムアルデヒド放散をほぼ抑えることが出来ます。

  • 15.システム配管

    給水給湯配管には、経年による錆や腐食の心配のない「樹脂システム配管(ヘッダー配管方式)」を標準採用し、給水と給湯其々が途中で配管が枝分かれすることなく、直接蛇口まで配管されるため、従来の分岐工法に比べ、老衰の危険性が大幅に減少します。

  • 16.24時間換気システム

    24時間換気システムは、住宅の気密性が高まったことで、生まれたシステムです。
    その役割は、玄関ドアや窓を閉めたままでも、室内の空気を入れ替える、つまり、換気することです。
    気密性の高い住宅で、ドア・窓を閉め切ったままだと、室内の空気がよどみ、カビやダニが発生しやすくなる。
    これを防ぎ、室内環境を良くしてくれるのが、24時間換気システムです。

  • 17.ホルムアルデヒド等級

    建築基準法で制限されるすべての規制対象建材にシックハウス症候群の原因といわれるホルムアルデヒドの発散量が最も少ないJIS・JAS最高等級の、F☆☆☆☆(フォースター)建材を採用しています。

建築の流れの一例として、モデルハウスの建築写真をご覧ください。

基礎工事

基礎工事は、家を建てることでは一番重要な工事です。まずは防湿シートを地面に敷き、湿気が上がらないようにします。
次に鉄筋を念入りに組んで、検査を受けます。

基礎の底板(ベース)にコンクリートを打ち、素早く平坦にならします。後日に基礎の立ち上がりにアンカーボルトを設置してから、再度コンクリートを流しこんで基礎の出来上がり。

上棟

やってきました、上棟の日!!。 朝は8時から工事開始。棟梁を筆頭に10人ほどのチームをつくり、皆で協力し合って進めていきます。

1日で屋根の野地板までしてしまう、大工のチームワークは必見!
屋根の野地板まで無事に施工できました。

屋根工事

棟上げした後日に、瓦を葺いていきます。
現在の瓦は、一枚一枚、ビスで固定していきます。

外壁工事

瓦工事と並行に工事を進めているのは外壁工事。外からの雨水をまずは防ぎます。
ダイライトで構造壁を造り、その上にクリエイトのロゴ入りの防水紙を貼り、サイディングを張っていきます。

建物内工事

建物の内部も、着々と工事は進んでいきます。
棟上げ時には、1階の大引きだけでしたが、床下の排水工事をしてから、大工さんが一枚一枚、床の断熱材を入れていきます。

電気配線・給排水工事

壁や床の断熱工事で隠れてしまう前に電気配線工事と給排水工事をします。
電気回路は細かく分かれて、ブレーカーが落ちる心配も少なく、
給水は、樹脂システム配管により、枝分かれせず直接蛇口まで配管しています。

構造金物

新耐震基準で計算された、たくさんの金物で基礎から柱、柱から梁へと固定し、建物を頑強にしていきます。

断熱材の吹付

この建物では、発泡硬質ウレタンフォームの断熱材を、壁と天井に入れました。
ビニールで養生し、吹き付けていくと、発泡して膨らみ断熱材となります。

大工仕事

設計図をチェックして頭の中で組み立てながらコツコツと大工が仕事を進めていきます。

階段も設置されると、スムーズに2階へ上がれます。完成に近づいたと実感し始める頃です。
子ども室のロフトも形になってきました。

内装壁工事

室内では断熱・遮音性の高い、石膏ボードを張っていきます。
ここまで形になると柱だけの空間と違い、部屋のイメージが出来てきます。

階段・廊下・洗面脱衣室・和室・リビング・子ども室etc... これからどんな部屋のイメージに代わるでしょうか? 楽しみです!

壁紙工事

石膏ボードの継ぎ目を無くすために、パテ埋め工事をし、その後クロスを貼っていきます。

完成!!

建築の流れ、いかがでしたか?
お客様ご自身のお家の建築もこのように進むのを楽しみにクリエイトへ家づくりのご相談にお越しください!お待ちしております♪

※実際の施工とは一部仕様が異なる場合がございます。